「後半生のこころの事典」佐藤眞一著

公開日: 更新日:

 人生の後半には、退職、親の死などさまざまなライフイベントに出合う。特に退職後の生活は夫婦の心のすれ違いが起こる。専業主婦は、社会的評価を得たいと思い、家事を効率的に済ませて趣味のサークルやボランティアに力を入れるので、退職してすることがない夫との間に軋轢が生じる。夫が退職前から家事を分担するなどの準備をしておくと家庭に居場所をつくりやすい。また、現代人の主観年齢は暦年齢より10歳若いため、アンチエイジングにこだわる。それが老化を受け入れられなくなることにつながることを認識しておく必要がある。

 人生の最期まで幸せに生きるためのアドバイス。(CCCメディアハウス 1600円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」