「鮫言」大沢在昌著

公開日: 更新日:

 20代のころ、著者は〈陽のあたるオヤジ〉になりたかった。21のとき、2つ3つ年上のバニーガールに惚れたが、彼女には不倫関係の30を過ぎた男がいた。あるとき、彼女が著者のことをその男に話すと、その男は「好きなんだね、その若い人が。その人の話をしているときの君の目は輝いている」と言った。それを聞いて著者は喜んだが、彼女が選んだのはそのオヤジだった。そのセリフはオヤジならではの必殺テクニックだと気づいたのは、著者が30になってからだった。

〈陽のあたるオヤジ〉というのはそういう存在なのだ。「週刊プレイボーイ」に連載された20年分のエッセー集。

(集英社 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    マツコ「ホンマでっか」降板 カネより義理、裏方との関係

  2. 2

    原監督はG史上最多の1067勝 なぜ他からオファーがない?

  3. 3

    ジャパンライフ詐欺は安倍‐菅案件 行政大甘対応の根源

  4. 4

    山口達也逮捕の裏に“臨時収入”か TOKIO再結成は完全消滅

  5. 5

    自民党総裁選 カッコ悪い大人たちにど汚いもの見せられた

  6. 6

    平沢復興相 前首相の私怨で冷遇…入閣に“故郷”は冷めた声

  7. 7

    山口達也容疑者の飲酒事故がTOKIO松岡の仕事に影を落とす

  8. 8

    自民コロナ陽性も濃厚接触者ゼロ 保健所“上級国民”優遇か

  9. 9

    実父は有名な成功者 菅首相は苦労人どころか“お坊ちゃん”

  10. 10

    競泳・瀬戸大也に不倫認めスポンサー激震…夫婦でCM出演

もっと見る

人気キーワード