「ライアー」大沢在昌著

公開日:  更新日:

■だまし合いの末に知った真実の愛

 主人公は、大学教授の優しい夫と私立小学校に通う可愛い息子を持ち、マーケットリサーチ会社で働く女・神村奈々。幸せそうな表向きの顔とは別に、奈々には誰にも知られてはならない大きな秘密があった。

 それは、彼女の勤める会社は政府がつくった暗殺組織であり、彼女自身が殺人の才能を持った優秀な工作員であること。仕事は、出張を装った海外で行われ、計画に従って処理作業を済ませた後は、何食わぬ顔をして帰国するのが常だった。ところが、ある日夫が娼婦と思われる女性と一緒に火災に巻き込まれて亡くなったことで、生活が一変。夫は事故で死んだのではなく、何らかの事情で殺されたのではないかという疑いを持った彼女は、長年の経験から生じた予感に突き動かされるようにして、夫の死の謎を解こうとする。果たしてその死の真相とは……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  2. 2

    CM中止で加速…NGT48イジメの構図と暴行事件の“犯人”探し

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    前のめり安倍首相に露が食わす「条文作成」の毒まんじゅう

  5. 5

    仏捜査のJOC会長の長男 竹田恒泰氏“父擁護”のトンデモ発言

  6. 6

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  7. 7

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  8. 8

    安倍首相の「フェイク発言」を追及しない本土のマスコミ

  9. 9

    今度は連ドラ初出演…田中みな実“媚びた笑顔”に隠れた野心

  10. 10

    専門医は「説明不能」…米11歳少女の悪性脳腫瘍が消えた!

もっと見る