「動物翻訳家」片野ゆか著

公開日: 更新日:

 各地の動物園で、動物たちのためにより良い環境を目指して悪戦苦闘する飼育員たちの姿を描いたリアルストーリー。

 埼玉県こども動物自然公園の飼育員・小山は、園長の日橋に見込まれ新設されるペンギン舎の担当に抜擢される。施設は来園者が動物舎の中を歩きながら観察する「ウオークスルー」を導入することになり、小山らは研究者の提案で南米チリのフンボルトペンギンの生息地・チロエ島と同じ環境をつくることを目指す。その他、巨大鳥類のアフリカハゲコウが自在に空を飛び回るフリーフライト公開を実現した山口県の秋吉台自然動物公園サファリランドの佐藤梓ら、4人の飼育員の奮闘を紹介する。(集英社 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞