「政治をみる眼」新藤宗幸著

公開日: 更新日:

「アベ政治を許さない」というプラカードを掲げたデモに子育て中の母親、大学生、高校生が参加した。そこには政治的イデオロギーはまったく介在せず、個人の生活を守ろうとする「理性」の発露がある。

 かつて海上保安庁の公害監視Gメンだった田尻宗昭は「人間は、もっとエゴイストになるべきだ」といったが、そもそも民主主義は個人の人間として生きる権利の主張を保障するところから始まる。

 今まで日本国憲法にいう「国民主権」とは何かについて熟考されてこなかったが、60~70年代の市民運動は国民主権の日常的発動の原体験であった。「政治はだれのためにあるのか」を問い直す一冊。(出版館ブック・クラブ1600円+税)






日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山口達也再逮捕の裏に“臨時収入”か TOKIO再結成は完全消滅

  2. 2

    巨人FA補強に浮上する「第3の男」 菅野メジャー流出濃厚で

  3. 3

    8歳で来日したサヘル・ローズさん 母と日本で極貧の日々も

  4. 4

    つるの剛士Twitter「リスト」流出 ネットがザワついた中身

  5. 5

    斎藤幸平氏 ウィズコロナで考える“資本主義ではない”社会

  6. 6

    もし万が一、照ノ富士2場所連続Vなら大関復帰させてやれよ

  7. 7

    箱根駅伝は無観客開催…背後に透ける「傲慢とカネと宣伝」

  8. 8

    松岡茉優 初主演「カネ恋」好発進も気の毒な“3つのハンデ”

  9. 9

    阪神には行きたくない 糸井2世も敬遠する球団の構造的欠陥

  10. 10

    巨人余剰戦力「ロッテ澤村に続け」とトレード志願が殺到中

もっと見る

人気キーワード