「フードバンクという挑戦」大原悦子著

公開日: 更新日:

 フードバンクとは、まだ食べられるのに「売り物にならないから」と捨てられていた食品を寄付してもらい、食べ物に困っている人に無料で届ける活動を行う団体や、システムのこと。米国で40年以上前に始まり、日本でも広まりつつあるこの取り組みの歴史や現状、課題を伝えるリポート。

 パッケージに記された原材料の表示順序が誤っていただけで店頭から回収された10万個のシューマイなど、日本の食品ロスは年間600万トンを超える。

 そうした食品ロスが生まれる背景から、日本でフードバンクが始まった経緯、そして活動を担うNPO法人が抱える問題や企業側の新たな動きなど。現場を取材しながら、社会を変えていくための方途を考える。(岩波書店 860円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意