「もののけ犯科帳 明日きみは猫になる」高橋由太著

公開日: 更新日:

 妖怪改方同心の刀祢が、本所深川の馴染みの飯屋・稲亭を訪ねると、女将のお園や娘の統子の髪の毛が一本もなくなっていた。しかし、2人とも苦にしている様子はなく、長官の夜ノ介も動き出さない。数日後、稲亭にやってきた「なまはげ」によると、つるつる頭騒動は髪神のもこもこの仕業らしい。

 もこもこは軍鶏鍋屋小鉄の看板娘・おゆうと客の侍・里村の身分違いの恋を成就させてやろうと、里村の頭をハゲにさせるつもりらしい。お園や統子はその練習台だったようだ。一方、小鉄の主は、里村は改方で、お役目でおゆうに接近したと信じていた。(「明日きみはハゲになる」)

 江戸に跋扈(ばっこ)する妖怪たちと江戸っ子たちの攻防を描く時代ファンタジー。(徳間書店 610円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “安倍1強”に早くも暗雲 参院選の「前哨戦」で自民敗北危機

  2. 2

    事実上のクビ…イチロー現役引退の裏にマリナーズとの暗闘

  3. 3

    エリカ様は張り込み班に「なに撮ってんだよばかやろう!」

  4. 4

    伝説の麻薬Gメンが指摘 ピエール瀧コカイン常習の“証拠”

  5. 5

    不倫訴訟報道の後藤真希…ブログの私生活も虚像だったのか

  6. 6

    現実から目を背けるために過去を「いじくり廻してゐる」

  7. 7

    安倍首相が“偽装”の施政方針演説 英訳でも錯覚工作の傲慢

  8. 8

    京都に“愛の新居”報道…それでも鈴木京香が結婚しない理由

  9. 9

    世界1位奪取にルノー日産が画策?自動車業界大再編の予兆

  10. 10

    記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

もっと見る