「もののけ犯科帳 明日きみは猫になる」高橋由太著

公開日: 更新日:

 妖怪改方同心の刀祢が、本所深川の馴染みの飯屋・稲亭を訪ねると、女将のお園や娘の統子の髪の毛が一本もなくなっていた。しかし、2人とも苦にしている様子はなく、長官の夜ノ介も動き出さない。数日後、稲亭にやってきた「なまはげ」によると、つるつる頭騒動は髪神のもこもこの仕業らしい。

 もこもこは軍鶏鍋屋小鉄の看板娘・おゆうと客の侍・里村の身分違いの恋を成就させてやろうと、里村の頭をハゲにさせるつもりらしい。お園や統子はその練習台だったようだ。一方、小鉄の主は、里村は改方で、お役目でおゆうに接近したと信じていた。(「明日きみはハゲになる」)

 江戸に跋扈(ばっこ)する妖怪たちと江戸っ子たちの攻防を描く時代ファンタジー。(徳間書店 610円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ