「都会の里海 東京湾」木村尚著

公開日: 更新日:

 長年、東京湾の再生に尽力してきた著者が、その魅力を伝えるエッセー。

 東京湾は、神奈川県観音崎と千葉県富津岬を結んだ線の北側が内湾、それより南側から神奈川県剱崎と千葉県洲崎を結んだ線までを外湾と呼び、総面積は約1380平方キロに及ぶ。内湾は比較的浅いが、外湾はいっきに600メートルまで水深が深くなる。河川から流れ込む水と海水が混ざり生み出す豊富なプランクトンによって、約700種もの魚が暮らす豊かな生態系を形成する東京湾は、世界でも希有な存在なのだという。

 一方で沿岸や河川流域には3000万人が暮らしており、さまざまな形で東京湾はダメージを受けている。かつて「死の海」と呼ばれながら蘇った東京湾の「今」を解説する。(中央公論新社 820円+税)

【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ