「イコン 新装版」今野敏著

公開日: 更新日:

 警視庁生活安全部少年課の宇津木は、少年の行動調査のためアイドル・有森恵美のライブに潜入する。恵美はパソコン通信を通じて熱狂的なファンを持つが、その正体は誰も知らないという。前座の演奏が終わり、恵美の不参加が告知されると、興奮した観客が乱闘を始める。騒ぎの中、少年がナイフで刺され死ぬ。宇津木は全員を足止め、駆け付けた神南署の安積らによって捜査が始まる。刺されたのは高2の古橋と判明。安積は古橋の友人の阿部と相川から話を聞く。翌日、古橋の通夜の席で安積は阿部と相川が現れた少女の姿を見て動揺するのを見逃さない。しかし、なぜ彼らが由里子というその少女に動揺したのか分からない。

 神南署安積班が活躍する人気警察小説シリーズ。(講談社 850円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし