「結局、人は顔がすべて」竹内一郎著
古くはソクラテスが説いた通り、人間の生き方が顔に表れるのは多くの人が実感するところ。美人と不美人では生涯賃金格差が3600万円もあり、陪審員裁判でも人相に結果が左右されることも分かっている。美人、イケメンだから良いというわけでもない。美意識は人それぞれだからだ。また、美人、イケメンが理由で傲慢になり、不幸な人生を歩む人も多い。腰痛気味の人は「腰痛持ちの顔」になっていることも多く、顔とは持病までもが表れる表玄関なのだ。だからこそ、自分の顔に対して、いろいろな心構えが必要になってくると著者は説く。心がけ次第で良くも悪くもなる、そんな顔の本質を解き明かしながら、いい顔になるための方法を解説した「読む美容整形術」。
(朝日新聞出版 720円+税)