「『いつも誰かに振り回される』が一瞬で変わる方法」大嶋信頼著

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 多くの人は、成長過程の中で“私は私、人は人”という感覚を身につけるもの。これは「自我防壁」と呼ばれ、自分にとって不快な相手の言動をはね返したり、人と自分を比べて劣等感にさいなまれたりするのを防ぐ役割を果たす。

 ところが、自我防壁がつくられないままで大人になると、周りに振り回されて疲弊しやすくなってしまう。必要以上に相手の顔色をうかがったり、ちょっとした言葉を深読みしたり、相手の気持ちを考えすぎるためだ。このようなタイプの人は、自己評価が低く、知らず知らずのうちに自分を相手の下に置き、自分の本音を抑えることで相手に振り回されている気分になるのだという。

 仕事でも日常生活でも誰かに振り回されてばかりだと感じる人は、まず他人の気持ちへの感度を鈍くするのがお勧め。「自我防壁!」と心の中で唱え、他人の言動を遮断する自己暗示も有効だという。人間関係にストレスを感じている人は、ぜひお試しあれ。(すばる舎 1400円+税)

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