自分が勝手に幸せになることはできる

公開日: 更新日:

「もう、がまんしない。『自分らしく』生きる練習」心屋仁之助著

 ありのままの自分を認め、好きなことだけをやって自由に、豊かに楽しく生きる方法を説く生き方指南書。

 今の自分を「ダメだ」「まだまだ」と発奮することが成長に大切なことと信じられているようだが、それは今の自分を否定し、与えられたものに感謝していないことになると指摘。できない自分、やらない自分――そんな自分を大事にしてあげる時が来ていると説く。

 自身も「いてほしい人」と言われたくて努力したが報われず、逆に今まで頑張ってきたことをやめたら認められるようになった体験があるという。誰かを幸せにすることはできなくても、自分が勝手に幸せになることはできると気が付いたそうだ。やさしく語られる自分を徹底肯定する生き方に触れ、それまでの悩みも氷解。(大和書房 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」