自分が勝手に幸せになることはできる

公開日: 更新日:

「もう、がまんしない。『自分らしく』生きる練習」心屋仁之助著

 ありのままの自分を認め、好きなことだけをやって自由に、豊かに楽しく生きる方法を説く生き方指南書。

 今の自分を「ダメだ」「まだまだ」と発奮することが成長に大切なことと信じられているようだが、それは今の自分を否定し、与えられたものに感謝していないことになると指摘。できない自分、やらない自分――そんな自分を大事にしてあげる時が来ていると説く。

 自身も「いてほしい人」と言われたくて努力したが報われず、逆に今まで頑張ってきたことをやめたら認められるようになった体験があるという。誰かを幸せにすることはできなくても、自分が勝手に幸せになることはできると気が付いたそうだ。やさしく語られる自分を徹底肯定する生き方に触れ、それまでの悩みも氷解。(大和書房 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択