「猫返し神社」山下洋輔著

公開日: 更新日:

 愛猫家で知られるジャズ界の巨匠がつづる猫エッセー。

 先代の3匹の猫を次々と見送った直後、猫人生の源である関根家から、アーちゃんがやってきた。関根家で生まれ、他家に譲られたアーちゃんだが、2年後に訳あって出戻り。しかし、関根家の猫たちに受け入れられず難民となり、事情を聞いた著者が引き受けたという。以来10年、一人っ子のワガママ暮らしを謳歌していたアーちゃんだが、子猫のピロとリーが立て続けにやってきて、山下家は大騒ぎに。そんな猫たちとの日常から、近所の神社が愛猫家に有名な「猫返し神社」となったいきさつ、そして19歳で逝ったアーちゃんの最期など。

 写真満載で猫に翻弄される日々を明かす。(徳間書店 700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ