佐川光晴
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佐川光晴

◇さがわ・みつはる 1965年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞受賞。02年「縮んだ愛」で第24回野間文芸新人賞、11年「おれのおばさん」で第26回坪田譲治文学賞受賞。著書に「牛を屠る」「日の出」など多数。「大きくなる日」は近年の中学入試頻出作品として知られる。

第1話 じゃりン子チエは神 <10>

公開日:

突然のモスクワ五輪のボイコット

 宇都宮市にある佐久新学院体操部の練習に参加した三男は才能を認められた。

 特待生として佐久新学院中等部に入学し、寮での生活が始まった。黒磯の家を離れるのは寂しかったが、二人の兄とは仲が良くなかったので、清々したのも事実だった。

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