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黒木亮作家

1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院中東研究科修士。邦銀、証券会社、総合商社で23年あまりにわたって国内外のファイナンスに従事。43歳で国際協調融資をめぐる攻防を描いた「トップ・レフト」でデビュー。著書に「巨大投資銀行」「鉄のあけぼの」「ザ・原発所長」など多数。1988年より、ロンドン在住。

<37>母親のため私財を投じた病院

公開日: 更新日:

 東堂清春の母親にとって、日南海岸への新婚旅行は人生の一番の思い出のようで、思い出すたびに、懐かしさと幸福感が去来するようだ。

 東堂はそのことを母親を診た臨床心理士から教えられ、この青島温泉病院をつくった。

「父さんは優しい人だったんだね」

 東堂の言葉に母親… 

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【連載】小説 病院乗っ取り

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