「あなたの体は9割が細菌」アランナ・コリン著 矢野真千子訳

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 私たちの体の細胞1個につき、そこに乗っかっているヒッチハイカーの細胞が9個もあるという。つまり体のうち、ヒトの部分は10%しかないそうだ。2003年に完了したヒトゲノム・プロジェクトで、ヒトの遺伝子は線虫と同じ2万1000個しかないことが判明。ヒトはなぜ、そんなに少ない遺伝子で複雑な生命活動ができるのか。

 実は体内にすむ膨大な微生物に活動の多くを「アウトソーシング」しているからだという。ヒトは微生物一式を母親から受け取り、共に成長する。

 しかし近年、ヒトと微生物の関係に変化が生じている。20世紀後半から先進国で急増する肥満や過敏性腸症候群、アレルギー、自己免疫疾患、そして、心の病と人体内に存在する微生物との関係を解き明かした、目からウロコ本。

(河出書房新社 1100円+税)

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