「アメリカの警察」冷泉彰彦著

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 アメリカの警察は、アメリカという「国のかたち」そのものだと著者は言う。日本には警察庁が統括する1つの警察組織しかない。

 しかし、アメリカでは各市町村に独立した自治体警察があり、他にも郡警察や州警察などがある。それぞれがバラバラに存在しており、州警察が自治体警察を束ねているというわけではない。他に連邦レベルのFBIやDEA(麻薬取締局)などの組織もあり、大小1万8000もの警察組織が独立して存在し、その全体が混沌(こんとん)としながら秩序をつくっている。

 昨年5月の白人警官による黒人市民殺害を機に、アメリカでは警察への批判が続いている。複雑で多様な同国の警察組織を解説しながら、こうした事件が起きてしまうその構造的問題にも目を向ける現地在住ジャーナリストからのリポート。

(ワニブックス 913円)

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