「アメリカの警察」冷泉彰彦著

公開日: 更新日:

 アメリカの警察は、アメリカという「国のかたち」そのものだと著者は言う。日本には警察庁が統括する1つの警察組織しかない。

 しかし、アメリカでは各市町村に独立した自治体警察があり、他にも郡警察や州警察などがある。それぞれがバラバラに存在しており、州警察が自治体警察を束ねているというわけではない。他に連邦レベルのFBIやDEA(麻薬取締局)などの組織もあり、大小1万8000もの警察組織が独立して存在し、その全体が混沌(こんとん)としながら秩序をつくっている。

 昨年5月の白人警官による黒人市民殺害を機に、アメリカでは警察への批判が続いている。複雑で多様な同国の警察組織を解説しながら、こうした事件が起きてしまうその構造的問題にも目を向ける現地在住ジャーナリストからのリポート。

(ワニブックス 913円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    トランプ大統領と高市首相がG7夕食会で「口論」し他国首脳が仲裁に? 仏メディアが報道の驚愕

  2. 2

    和久田麻由子アナ成功のカギは、“NHKの鎧”を脱いで個性を出せるかにある

  3. 3

    高市首相G7サミット「成功」は眉ツバ…トランプ大統領ほか各国首脳からスルーされ“ボッチ”が実態か

  4. 4

    トランプ大統領の真珠湾発言は軽口にあらず 突きつけたのは「主導権はアメリカ」という現実だ

  5. 5

    高市首相初訪米での英語挨拶にトランプ大統領「通訳使え」…案の定SNSで蒸し返された“経歴疑惑”

  1. 6

    小笠原慎之介に「実質FA移籍」の揶揄…巨人入りは“いろんな意味”でイバラ道

  2. 7

    ドジャース大谷翔平"血だらけ中指”の原因はマメじゃない? 日米のメディアの事実誤認

  3. 8

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  4. 9

    大谷翔平が尻を“血だらけ”にしながら今季7勝目「こういうこともある」とコメント

  5. 10

    無邪気過ぎる“激ヤバ”高市外交が世界に恥さらし…首相は英国で、進次郎氏はインドネシアでやらかし大炎上