「アメリカの政党政治」岡山裕著

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 周知のように、米国政治では民主党と共和党の2大政党が競い合っている。実は、米国の政党は、他の民主主義国のそれとは共通項が見当たらないほど独自なものだという。

 多くの国では、政党は統率された一個の組織だ。しかし米国の場合、両党とも州など地域単位の政党組織の連合体で、単一の組織とは言い難い。また各地の政党組織も、連邦・州議会の党所属議員がつくる組織も、その指導部が強制力を伴う指示を出せないことの方が多いという。そして、構成員に関する明確なルールも存在しない、まとまりの弱い柔構造で、党が一丸となって動くことはまずないそうだ。

 本書は、そんな2大政党が制度化されてきた歴史を振り返りながら、米国政治の本質に迫る。

(中央公論新社 880円+税)

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