「鉄道運転進化論」西上いつき著

公開日: 更新日:

 日本初の鉄道開業から150年。かつて通勤電車などの運転に携わった元運転士による鉄道本。

 1872(明治5)年の開業時、日本には鉄道の技術はなく、機関車本体をはじめ、信号や通信、料金体系とともに運転技術も輸入元の英国に頼った。ゆえに開業当時の運転士はすべて外国人で、日本人は機関助士として同乗した。技術者養成学校で学んだ日本人機関士の登用が始まったのは1879年からだったという。

 そんな事始めから、現在の鉄道運転の実際、各鉄道会社が取り組む自動運転・無人運転化の現状と課題、さらに現役SL機関士や元JR運転士との対談や専門家へのインタビューなど、多角的視点から鉄道運転技術の発展を概観する。自動運転の時代に運転士は必要かを問う鉄道愛に満ちた一冊。

(交通新聞社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  5. 5

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  1. 6

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  2. 7

    初期ビートルズの代名詞のような2曲の、まるっきり新しかったポップさ、キュートさ、叫びっぷり

  3. 8

    混戦制した河本結の"自己中プレー"に中継解説者が苦言…人気女子プロに問われるモラルとマナー

  4. 9

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  5. 10

    ますます劣化する高市官邸…ポテチパッケージ白黒変更を「カルビーの売名行為」と幹部暴言しSNS大炎上