「暗い時代の人々」森まゆみ著

公開日: 更新日:

「暗い時代の人々」森まゆみ著

 日本はなぜ、戦争への道に迷い込んでしまったのか。その答えを探し、満州事変から太平洋戦争終結までの抑圧された「暗い時代」に、「精神の自由」を掲げて戦った人々の軌跡を追う評伝集。

 明治時代、立憲主義に目覚め弁護士から政治家に転じた斎藤隆夫(1870~1949年)。5.15事件や2.26事件を引き起こした軍部の暴走を阻止しようとした氏の国会での粛軍演説や、日中戦争時に聖戦の名の下で行われている戦争を痛烈に批判した反軍演説(この演説がもとで議員除名処分)などを取り上げ、その生涯と信念を紹介。

 ほかにも、女性の権利擁護運動に尽力した山川菊栄や、治安維持法の改悪に反対して右翼に刺殺された山本宣治ら10人のリベラリストたちの生涯を描く。

(朝日新聞出版 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子の日テレ新番組は厳しい船出…《NHKだったから良かっただけのアナ》とガッカリの声

  2. 2

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  3. 3

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  4. 4

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 5

    目黒蓮のGW映画もヒット確実も…新「スタート社の顔」に潜む “唯一の落とし穴”

  1. 6

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  4. 9

    宮舘涼太は熱愛報道、渡辺翔太はSNS炎上、目黒蓮は不在…それでもSnow Manの勢いが落ちない3つの強み

  5. 10

    佐々木朗希に芽生えた“かなりの危機感”…意固地も緩和?マイナー落ち、トレード放出に「ヤバいです」