「報道協定」初瀬礼著

公開日: 更新日:

「報道協定」初瀬礼著

 諸橋孝一郎は、マスコミに多いコネ入社でなく「一般人枠」で東京中央テレビに入社し、がむしゃらにがんばって敏腕記者となった。定年まであと6年だが、このまま終わりたくない。海外特派員の異動を希望したが、命じられたのは調査報道番組「ザ・特命記者」だった。

 ある日、IT企業ツインズの社長、簗瀬拓人の息子、翔太が誘拐されたという情報が入った。ツインズ・ビル8階に設けられた託児所から突然姿を消した。託児所は1階から直通のエレベーターで行けるようになっていて、警備室の映像には翔太が独りで乗っているのが写っていた。だが、突然の停電でその映像も消えてしまう。

 報道記者が活躍するサスペンス小説。

(新潮社 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状