「法廷占拠爆弾2」呉勝浩著

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「法廷占拠爆弾2」呉勝浩著

 東京地裁の104号法廷で、爆弾事件の被告である、住所不定の無職、自称スズキタゴサクの裁判が始まった。被害者の遺族だろうか、傍聴席の最後列には骨箱らしきものを抱えた男が座っている。

 スズキが、どうせ死刑になるのだからと、いい加減な答弁をしていると、傍聴席から声が飛んだ。「異議あり」。被害者遺族が座る最後列の席で、男が黒い拳銃を手にして立っていた。天井に向けて1発撃つと、男は被害者遺族の柴咲奏多と名乗った。日本には死刑制度があるのに執行されていないと指摘し、1人の死刑執行につき、1人の人質を解放する、まず午後2時に死刑を執行せよと要求した。

 警察とテロリストの戦いを描くミステリー。

(講談社 2200円)

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