「なぜ倒産 運命の分かれ道」帝国データバンク情報統括部著

公開日: 更新日:

「なぜ倒産 運命の分かれ道」帝国データバンク情報統括部著

 コロナ禍によるさまざまな制限の撤廃後、経済活動は本格化したが、中小・零細企業の倒産が増加している。政府の金融支援の縮小・終了のほか、円安と素材・原材料価格の高騰、人手不足や後継者不足など、アフターコロナにおける倒産は、不況型倒産とは異なり、今後もさらに加速して増加すると見込まれている。

 本書は、企業の信用調査の専門家が、近年、倒産した企業の破綻にいたるまでの道筋を取材したリポート。

 2016年の電力小売り自由化にあわせ林立した大手新電力企業にプラットフォームを提供して、一時はユニコーン企業としてメディアにも注目されたパネイル(2021年5月に民事再生法適用申請)をはじめ、昨年秋の船井電機まで、26社の事例を取り上げる。 (講談社 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…