「小栗上野介」蜷川新著

公開日: 更新日:

「小栗上野介」蜷川新著

 幕末期の幕臣・小栗上野介忠順(1827~1868)の評伝。

 江戸武士の本質を身につけていた小栗は、大老井伊直弼に見いだされ、万延元(1860)年、33歳にして第1次遣米使節の監督役を拝し渡米。帰国後は、外国奉行を皮切りに、勘定奉行や江戸町奉行、歩兵・軍艦・陸軍奉行などを歴任。内政から外交、国防、財政まで、政治の全般にわたって欧米式の方策を立てて日本に文化をもたらした優れた政治家だった。

 しかし、将軍徳川慶喜が大政奉還を決断。もはや江戸にいる必要はないと慶応4(1868)年、帰農するために上野国(群馬県)に移り住むが、朝廷派によって「反逆者」の汚名を着せられ、当地で惨殺される。小栗が歴史に果たした功績とその素顔を伝える。 (河出書房新社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  2. 2

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  3. 3

    ヘタクソ女子プロはすぐバレる!ツアー史上最短「98ヤード」の15番のカラクリ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    SixTONESが日テレ「24時間テレビ」出演発表で次に“熱愛”が撮られるメンバーとファンが喜べない事情

  3. 8

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  4. 9

    小結高安を怒らせた? 横綱豊昇龍が初日黒星でいきなりアクシデント→休場の自業自得

  5. 10

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった