「最後の甲賀忍者」土橋章宏著

公開日: 更新日:

「最後の甲賀忍者」土橋章宏著

 甲賀はかつては忍びの里だったが、太平の世になってから甲賀者の多くは忍びをやめて農民となっていた。徳川慶喜が大政奉還し、大きな戦が始まる気配はあるものの、徳川からは何の要請もない。

 甲賀で育った了司と金左衛門は鈴鹿峠近くの渓流で釣りをしていたが、熊笹のなかから突然裸の女が飛び出した。2人は伊賀の忍びとみえる男に追いかけられていた女を助ける。了司はその女の目をどこかで見たことがあるような気がした。ほどなく伏見で戦が始まり、長老たちは甲賀の名をあげるため、官軍に忍術を使える者を送ろうとするが……。

 動乱期を生き抜こうとする甲賀忍者を描く時代小説。 (角川春樹事務所 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網