(9)弥助が客の出入りをじっと見張る
「……ご宿泊ですか」
「そうだが……、怪しい奴がいねえか調べねえと、落ち着いて寝られやしねえ」
大真面目な顔をして、弥助は周囲を笑わせた。
いちばん怪しいのはお前だ、と誰もが喉まで出かかったまま、飲み込んだに違いない。
善七はこらえきれず、窓辺で小さ…
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