「愛しいチグサ」島田荘司著
「愛しいチグサ」島田荘司著
2091年、フリーウエーで大事故を起こし、謝荷魚は、頭部と胴体以外は原形をとどめていないほどの損傷を受けた。救急隊が破片を拾い集め、失われた箇所や脳を機械で補填して、事故前の状態に復元した。
ひと月後、謝は目の前の医師を見て驚愕した。唇が耳に向かって裂けていく。街を歩いている人もみな、憤怒の表情を浮かべている。
日常生活に戻った謝は、コーヒーショップで、ガラスに映ったこの世のものとは思えない美しい女を見た。この世界で生きていく自信を失っていた謝は、1カ月後、その女を見つけ、声をかける。
突然、醜い鬼の世界に入った男を描く純愛ミステリー。 (講談社 1760円)


















