「愛しいチグサ」島田荘司著

公開日: 更新日:

「愛しいチグサ」島田荘司著

 2091年、フリーウエーで大事故を起こし、謝荷魚は、頭部と胴体以外は原形をとどめていないほどの損傷を受けた。救急隊が破片を拾い集め、失われた箇所や脳を機械で補填して、事故前の状態に復元した。

 ひと月後、謝は目の前の医師を見て驚愕した。唇が耳に向かって裂けていく。街を歩いている人もみな、憤怒の表情を浮かべている。

 日常生活に戻った謝は、コーヒーショップで、ガラスに映ったこの世のものとは思えない美しい女を見た。この世界で生きていく自信を失っていた謝は、1カ月後、その女を見つけ、声をかける。

 突然、醜い鬼の世界に入った男を描く純愛ミステリー。 (講談社 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山本美月は九州の女子校で偏差値トップ「筑紫女学園」から明大農学部へ 祖父も生物教師の“リケジョ”

  2. 2

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  3. 3

    ドジャース球団売却の可能性…共同オーナーに当局捜査、レイカーズは買収10カ月で手放す

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    朝ドラ「風、薫る」“シマケン”はブーイングも…Aぇ! Group佐野晶哉には「オファー増」の追い風

  1. 6

    高市政権が国民資産「強奪」計画! 現預金1100兆円を狙い撃ち、放漫財政のツケを庶民のフトコロに押しつけ

  2. 7

    “世界ランク1位”の座を捨てて甲子園へ 享栄・上江滝拓未「将来はプロかバスの運転手」

  3. 8

    特殊清掃員が見た「孤独死」の壮絶現場…発見まで2年、遺体は“粉”に「誰にでも起こり得る」

  4. 9

    “寝てない自慢”だった高市首相が「漢方で熟睡」だって…話が変わっている! と批判殺到

  5. 10

    阿佐ヶ谷姉妹にさらなる飛躍のチャンス!「団地のふたり」視聴者から上がる《通じるものがある》の好反応