著者のコラム一覧
佐藤雫作家

1988年、香川県生まれ。「言の葉は、残りて」で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に「白蕾記」「花散るまえに」ほか。

(3)漆奉行の配下として浄法寺に

公開日: 更新日:
イラスト・鈴木ゆかり

「今日、登城した折に、殿様より御役替えを命ぜられた」

 憮然と言った一弥に、多佳と悠が驚いた。

「殿様の御小姓役ではなくなるのですか」

「一時ではあるが、まあ、そういうことだ。浄法寺に遣わされることになった」

 多佳と悠が顔を見合わせる。悠が、思案するよう… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第四弾 漆の一滴

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