ノーコン左腕だった日本ハム細野晴希が見せた「外れ外れ」の意地

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 ド派手な本拠地開幕だ。

 日本ハムの細野晴希(24)が3月31日のロッテ戦で今季初登板。初回先頭の高部に四球を与えたが、続く藤原を遊ゴロ併殺に。これで波に乗った左腕は、淡々とアウトを積み重ねた。九回2死から一塁清宮の失策で、嫌な空気が流れたが、最後は藤原を見逃し三振に仕留めた。9回128球を投げて無安打無失点。2四死球を与えたものの、12奪三振でエスコンフィールドでは初のノーノー達成者となった。

 2023年のドラフト1位で入団。といっても「外れ外れ」だった。

 さる球界関係者がこう言った。

「東洋大時代は最速158キロの剛速球左腕。『東都セブン(7人)』の一角として、ドラフトの目玉候補だった。東京・東亜学園出身で、左投手が欲しい巨人の原監督が高く評価していたこともあり、『巨人の恋人』とも報じられた。それが、この年に退任となり、阿部監督が就任。巨人は中大の後輩である西舘を1位で指名した。最終的に各球団が細野の1巡目指名を見送ったのは、球が暴れる、いわゆるノーコンが直らなかったから。日ハムも西舘、大阪桐蔭の前田(現ソフトバンク)を1位の抽選で外し、『外れ外れ』で細野を指名。『目玉』と騒がれた細野の名前が呼ばれたのは、東都セブンの中で一番最後だった。日ハムでも高校生の前田より下の評価だったわけで、細野は指名後、『ライバルの名前が先に呼ばれて悔しかった』と絞り出すのがやっとでした」

 この日も四球と死球を与えたのは細野らしかった。11球団が逃げ出した〝暴れ球〟を武器に、新庄監督に今季初勝利と本拠地開幕戦勝利をプレゼントした。

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