「なぜ『地方女子』は呪縛になるのか」寺町晋哉著
「なぜ『地方女子』は呪縛になるのか」寺町晋哉著
大学進学に向けた選択や個人の努力の背後には、保護者を含む周囲からの働きかけや、選択肢の数、仕事や生活と性別の関係などが影響し、社会から完全に自由で独立した選択や努力は難しい。その「選択」や「努力」が最も難しくなりやすいのが「地方女子」だという。
地域や性別といった社会的条件、属性を無視し、大学進学を達成することは本人の「選択」であり、「努力」の結果だとする考えが社会に蔓延すれば「大学へ進学しない人生の責任は本人が引き受けるべきだ」という「自己責任の呪い」を課してしまう恐れもある。
本書では、大学進学における「地方女子」のおかれた現状をさまざまな視点から分析。「自己責任の呪い」を解除し、地方女子が「呪縛」にならない社会の在り方を提示する。 (集英社 1045円)


















