食品値上げ4月は6カ月ぶり2000品目突破…要因に“逃げ場”なし、家計圧迫の無間地獄は終わり見えず

公開日: 更新日:

 値上げの春だ。帝国データバンク(TDB)が31日発表した調査によれば、主要食品メーカー195社の4月の飲食料品値上げは2798品目。平均値上げ率は14%だった。単月の値上げ品目数が2000を超えるのは昨年10月以来、6カ月ぶり。今年に入って初めてだ。

 値上げの食品別では、マヨネーズやドレッシング類を中心とした「調味料」(1514品目)が最も多かった。次いで即席めんや缶詰など「加工食品」(609品目)、ウイスキーや焼酎など「酒類・飲料」(369品目)だった。

 驚くのが値上げ要因だ。「原材料高」の影響を受けた値上げが99.8%と圧倒的で、他には電気・ガスなどの「エネルギー」、輸送コスト上昇に伴う「物流費」、そして「円安」の影響が大きかった。「人件費」「包装・資材」の影響は前月を下回ったものの、過去4年で最高水準。つまり、ありとあらゆるものが値上げ要因になっていると言っていい。逃げ場がない。

 4月は値上げが増えると既に予想されていたが、2月末に始まったイラン戦争により、原油高が続き、この先も見通しは厳しい。戦闘終結が見えないため、31日も国際指標の米WTI原油先物が1バレル=100ドルを突破。TDBは今年後半に値上げラッシュが再燃する可能性があるとしている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  4. 4

    萩本欽一(10)自宅に税務署、友達もいない 萩本少年を救ったのがチャップリンだった

  5. 5

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  1. 6

    炎鵬の宮城野部屋再興は道険し…親方資格取得も立ちはだかる“2つの壁”

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    「ダルの真似なんかしてんじゃねえよ」 田中将大にこうハッパをかけた真意

  4. 9

    根尾昂や石川昂弥をトレードで放出しない“中日ならでは”の理由

  5. 10

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り