著者のコラム一覧
佐藤雫作家

1988年、香川県生まれ。「言の葉は、残りて」で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に「白蕾記」「花散るまえに」ほか。

(2)兄上は江戸に行きたかったのでしょう

公開日: 更新日:
イラスト・鈴木ゆかり

 一弥は「そうでしょうな」と曖昧に返す。江戸参勤に同行せず盛岡に残っていた一弥に、殿様の江戸でのご苦労などわかるはずもない。

 本来、大名家の嫡子は徳川幕府の人質の意味もあって江戸藩邸で生まれ育つものだが、当代は国許の側室が産んだ若君だった。ゆえに、盛岡生まれ盛岡育ちの藩主… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,204文字/全文1,345文字)

【連載】江戸おんな職人余録 第四弾 漆の一滴

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ホワイトソックス村上宗隆が「ゴミのような時間の本塁打」を量産する根拠

  2. 2

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方

  3. 3

    筑波大学の2次募集が受験生と業界で話題 「欠員1人」わざわざ補充のナゼ…どんな人が合格する?

  4. 4

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持

  5. 5

    鈴木農相「おこめ券 評価された」は大ウソ…配布したのは全国約1700自治体中たったの「29」

  1. 6

    「アッコにおまかせ!」最終回によぎる不安…準レギュラー陣全員で和田アキ子を支え迎えるフィナーレ

  2. 7

    大阪・和泉市の制度改革「初任給日本一」が生んだ3つの相乗効果 採用試験は競争率が約50倍に

  3. 8

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  4. 9

    セクハラ寸前でも拍手喝采!R-1準優勝ドンデコルテ渡辺銀次の“業界評価”急上昇で「中年のカリスマ」となるか?

  5. 10

    広瀬アリス“炎上投稿”で赤西仁との結婚は「最終局面」へ “推しの結婚は全力で喜ぶべき”と持論展開