戦前回帰「秘密保護法」審議を中継しないNHKの“神経”

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 安倍政権が年内発足を目指す「国家安全保障会議」(日本版NSC)。設置法案に対する参院の国家安全保障特別委の参考人質疑が21日行われ、沖縄返還をめぐる日米両政府の密約を報じて逮捕された元毎日新聞記者の西山太吉氏らが参考人として出席した。

 西山氏は質疑で、NSCの必要性は一部認めつつも、「国家の安全保障は国民にとってそれ以上ない重要なテーマ。日米安保条約に基づいて双方が合意した内容は一点の隠し事もなく国民に伝達しなければならない。今は情報を隠そうということばかりに力点が置かれている」と指摘。さらに安倍政権の下で内閣法制局長官や、日銀総裁、NHK経営委員などの人事が決められていることについて、「権力を一挙に集中させる意義が分からない。権力を集中させるほど秘密保全が進む」と語り、強い警戒感を示した。

 NSC設置法案と特定秘密保護法案はコインの裏表だ。秘密保護法案への世論の反発が高まる中、かつて“被害者”となった西山氏の発言は重いし、説得力がある。ところが、この日の特別委をNHKは中継しなかった。秘密保護法案を集中審議している衆院特別委の中継もしていない。まるで国民に審議を見せたくないようだ。

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