「公開できるの?」の声上がる 楳図かずお映画監督デビュー

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「ホントに公開できるのか」と、早くも心配する声が上がっている。
 今でこそタレント活動の方が有名な漫画家の楳図かずお(77)が、自ら脚本も手がけた自叙伝的なホラー映画「マザー」(来年9月公開)で監督デビューする。

 オネエキャラで売れっ子になった歌舞伎俳優の片岡愛之助が楳図を演じることも話題になっているが、関係者をやきもきさせているのは、楳図の“キャラ”だ。出版業界事情通が言う。

「楳図先生は『14歳』を最後に、95年以降、休筆しています。表向きは腱鞘炎(けんしょうえん)の悪化とされていますが、実は違うようなのです。当時、若い編集者からデッサンの狂いを指摘されたせいで筆を折ったともっぱらです。作家のプライドでしょう。テレビで見る限り、サービス精神旺盛な明るいキャラに思えますが、やはり作品に対するこだわりは尋常じゃないし、頑として譲らない」

 昔から映画好きで、いつか監督に挑戦してみたいと思っていたという楳図のデビュー作だ。こだわりすぎて仕上がりに納得できなかったら……。公開にこぎ着けられるか心配、というわけ。

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