デキ婚で大ヒンシュクでもベタ褒め 黒木メイサの巨匠殺し

公開日: 更新日:

 所属事務所のパワーも大きいとはいえ、並み居る映画ドラマ、舞台の巨匠たちから圧倒的な“指名率”を誇る。中学生の頃から故つかこうへいに才能を見いだされ、つか作品で演技開眼。ドラマでは倉本聰(79)脚本の「拝啓、父上様」(07年)に続いて、「風のガーデン」(08年)にも起用された。当時は倉本氏が「若いのにこびたりしないのがいい。女優としてまだこれからのところもあるが素材がいい」と激賞。そして、今回の山田太一である。

「同じ沖縄出身の仲宗根美樹が一世風靡したように、都会で何不自由なく育ってきたコとは違って島国であれこれ苦労が絶えなかったのではなかろうかと、巨匠たちの創作意欲や想像をかきたてるのかもしれません。大ヒンシュクを浴びて赤西仁とデキ婚しても、NHK大河『八重の桜』で主人公の親友役という重要な役に起用されたように、“持っている女優”なのは確かです」(桧山氏=前出)

“黒木”といえば、渡辺淳一原作の「失楽園」でブレークした黒木瞳、つい先日、山田洋次監督作品でベルリン映画祭で銀熊賞に輝いたシンデレラガールの黒木華、そして黒木メイサ――。女優の「黒木」は巨匠の心のひだをくすぐる何かがあるようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理