テレビ離れはウソ 中高年がかじり付く「その他」の視聴率

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 ここ数年なんとかのひとつ覚えのようにいわれてきた「テレビ離れ」。とくに若者がテレビを見なくなっていることが大きな要因で、視聴者も全体的にガクンと減っているような印象だが、実際は違っている。業界筋のデータでは13年度はテレビを見る世帯が各時間帯で増加しているのだ。

 これに貢献しているのは「その他」としてカウントされるBS、CSなどの視聴率。中高年にターゲットを絞った番組が各局とも大人気になっているのだ。

「春の新番組。60代が需要の中核とされ、ゴルフ好きなら誰もが憧れる名門ゴルフ場を紹介していく『憧憬 大人のゴルフ旅』をBS11が日曜夜にスタートするのをはじめ、BS-TBSも中高年に人気の『おとなの修学旅行』を日曜夕方に1時間番組として復活させるし、CS旅チャンネルの『大人旅スタイル』にNHK-BSプレミアムの大人向けドラマ『珈琲屋の人々』と、旅番組もドラマも、大人がタイトルに入っていたり、内容が大人向けのものばかりですよ」(テレビ誌記者)

 たとえば、BS朝日で人気なのが「鉄道・絶景の旅」(木曜21時)。車窓風景の素晴らしさ、沿線の名所、旧跡、グルメなどを徹底的に紹介し、居ながらにして旅気分を満喫できる。ちなみに、17日は関東近郊のローカルな私鉄を取り上げる。

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