ダイワハウスCMの舞台 あの「赤い屋根の家」が取り壊しへ

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「着いたよ」という上野樹里のセリフから始まるダイワハウスのCM。数々の映画ドラマ、CMの舞台になった「赤い屋根の家」がもう見られなくなる。

 赤い屋根の家は、東急東横線の田園調布駅からほど近く、有形文化財にも登録される「鈴木家住宅主屋」だ。ドラマ「眠れる森」、映画「小さいおうち」の舞台にもなった鈴木家だが、近く取り壊される。

 実際に訪れてみると、庭にはトラックが停車し、木々の伐採が進んでいた。近隣の住民はこう言う。

「元のオーナーの奥さまが一昨年の10月ごろに亡くなった後、ご長男が引き継ぎましたが、相続税や管理費がかさむこともあり、手放すことにしたようです。町のシンボル的な存在だったので残念です」

■相続税は億単位か

 赤い屋根の家は、1918年に渋沢栄一らによって練られた田園都市構想に基づき建築されたというから、築年数は100年近い。木造2階建ての洋館は、今でこそ高級住宅街の中でも異彩を放つが、かつては同様の家屋が立ち並んでいたという。

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