ダイワハウスCMの舞台 あの「赤い屋根の家」が取り壊しへ

公開日: 更新日:

「着いたよ」という上野樹里のセリフから始まるダイワハウスのCM。数々の映画ドラマ、CMの舞台になった「赤い屋根の家」がもう見られなくなる。

 赤い屋根の家は、東急東横線の田園調布駅からほど近く、有形文化財にも登録される「鈴木家住宅主屋」だ。ドラマ「眠れる森」、映画「小さいおうち」の舞台にもなった鈴木家だが、近く取り壊される。

 実際に訪れてみると、庭にはトラックが停車し、木々の伐採が進んでいた。近隣の住民はこう言う。

「元のオーナーの奥さまが一昨年の10月ごろに亡くなった後、ご長男が引き継ぎましたが、相続税や管理費がかさむこともあり、手放すことにしたようです。町のシンボル的な存在だったので残念です」

■相続税は億単位か

 赤い屋根の家は、1918年に渋沢栄一らによって練られた田園都市構想に基づき建築されたというから、築年数は100年近い。木造2階建ての洋館は、今でこそ高級住宅街の中でも異彩を放つが、かつては同様の家屋が立ち並んでいたという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾