この夏は洋画が強い 大ヒット新作6本公開で空前の興行に

公開日: 更新日:

 映画界にとって書き入れ時の夏興行がスタートする。先陣を切るのが7月4日から公開される米マーベルコミックの映画化の「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」だ。

 この作品が象徴しているのだが、今年の夏は何といっても洋画が強い。かつての大ヒットシリーズの新作が大挙して登場するからだ。その数、6本に上る。「アベンジャーズ」以降では「ターミネーター 新起動/ジェニシス」「ミニオンズ」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「ジュラシック・ワールド」「テッド2」といった具合。これらの作品が7、8月にかけて連続して登場してくるから、壮観である。

 6本のシリーズ前作の累計興収は実に240億円。今年は6本がかなり重なる形で公開されるので、前作の実績がそのまま新作の累計興収になるわけではない。だが、仮に7掛けとしても168億円で、そうなれば洋画としては近年、最高の夏興行になる。

 もっとも、一抹の不安もある。公開時期が接近しているため、客の奪い合いになること。その結果、7割どころか5割を切ってしまうことだってあり得る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー