1館で興収1億円 映画「セッション」歌舞伎町で大人気のワケ

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 2月に開催された米アカデミー賞で助演男優賞(J・K・シモンズ=写真・AP)など3部門を受賞した「セッション」が異色の興行を続けている。歌舞伎町にあるTOHOシネマズ新宿だけで、何と興収1億円突破が目前に迫っているのである。

 本作は4月17日から公開された。同館では6月3日時点で興収9800万円を記録し、この土日で1億円を超える見通しだ。ちなみに、全国興収は3億7500万円。つまり、新宿地区の1館だけで全体の30%近くを占める。ありえないようなシェアの高さなのだ。

 最近では拡大公開される作品でも1館で1億円突破はなかなか難しい。「セッション」はスタート時が16館。今も50館以下の小規模公開。そうした作品が1館だけで1億円を超えるのは極めてまれなケースと言える。

 もちろん、映画が面白くないと、こうしたことは起こらない。鬼教師が音楽学校に入学したばかりのジャズドラマー志願の生徒をしごきにしごく話なのだが、これが迫力満点なのだ。

 本作はジャズの映画でもある。夜に花咲くジャズの雰囲気に、歌舞伎町という地がぴったりだったとも言えようか。なので、映画館側は夜の回を含めた上映の回数を増やしたほか、比較的キャパシティーの大きなスクリーンで上映している。これが歌舞伎町ならではの若い観客の集客に非常に効果的だったようだ。

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