日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger
碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

危機管理ドラマ「リスクの神様」放送局フジも他人事にあらず

【連載コラム 「TV見るべきものは!!」】

 企業ドラマ自体は決して珍しくない。しかし、「危機管理」に特化した内容となると、これが初めてかもしれない。企業にとって、たったひとつのトラブルであっても、その処理を誤れば存亡の機に追い込まれる時代だ。狙いとしては悪くない。

 主人公は、米国の企業や政府の案件でも実績のある、危機管理専門家・西行寺智(堤真一)。国内の大手商社、サンライズ物産に招かれて、危機対策室長に就任する。最初の案件は、電機メーカーとの共同開発による次世代型バッテリーを使った新製品の発火事故だ。

 西行寺も言うように、危機に直面した企業は無傷ではいられない。後は何を捨て、何を守るかだ。その対応の仕方によっては、危機をチャンスに変えることも可能だ。このあたり、何度も痛い目に遭ってきたフジテレビにとって他人事ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事