高1で作家を意識 “早熟の天才”羽田圭介氏「芥川賞」への軌跡

公開日: 更新日:

 大学卒業後、小説を書くための体験と考えて一般企業に就職。茨城の社宅に住み、ロードバイクで往復17キロを走る会社員生活を1年半続けた後に退社。09年夏から作家専業となった。3年前にスランプに陥り、経済的にも困窮。公務員と兼業すべきか悩んだのも、今では笑い話。貴重な体験となった。

 歌人で作家の加藤千恵と対談する「真夜中のニャーゴ」(フジテレビ系)にレギュラー出演中。4月15日の放送では、又吉の「火花」について寸評。笑いを文字で伝えるうまさに驚き、「上手だなあ」を連発した。

 小説に出てくる井の頭公園や焼き鳥屋に出かけるミーハーな横顔も見せた。今は未完成作品3本を手直しの真っ最中。又吉より早く受賞第1作を出せそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋