SMAP独立騒動で白日の下に 芸能界の「暗部・恥部・力学」

公開日: 更新日:

「今回の件で芸能界の裏側が一般の人にも全部知れ渡ってしまった」

 21日深夜のラジオ番組でいみじくもこう述懐したのは「ナインティナイン」の岡村隆史(45)だ。

 華やかに見える芸能界もその裏では、一部の絶対的な権力者が支配。造反有理などは存在しない前近代的な価値観がまかり通っていることが白日の下に晒されたのが今回のSMAP独立解散騒動だったといえるだろう。

■1万人を超えたメリー喜多川氏の解任署名

 18日の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)での生放送謝罪会見から4日。日を追うごとに非難の矢が集中しているのがジャニーズ事務所の“女帝”メリー喜多川副社長(89)である。メリー氏は当事者として週刊誌のインタビューで騒動の内幕をぶちまけ、その上でなおクーデターを画策したチーフマネジャーやそれに同調した中居正広(43)ら4人のメンバーを批判。公開謝罪で表向きは矛を収めた格好だが、一度でも刃を向けた木村拓哉(43)以外のメンバーが今後、ジャニーズ内でこれまでと同じように活躍できる保証はどこにもない。

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