評価真っ二つだった 押切もえ“山本周五郎賞候補”の舞台裏

公開日: 更新日:

 もっとも、「13年に発行した長編小説『浅き夢見し』と比べ、『永遠とは――』は物語の構成や設定など格段に底上げされている」(書評ライターの倉本さおり氏)と評価されるように、決して人気や話題先行の“客寄せパンダ”ではないようだ。押切は芸能界でも熱心な読書家として知られ、さまざまなジャンルの本を読み漁っているのは有名な話。

 たとえば、「波」(15年11月号)に寄稿した川上未映子著の小説「あこがれ」の書評では〈私は『タッチ』で南ちゃんに出会って彼女がやっていた新体操をはじめた〉などと自らの体験談を交えながら、読み手に親近感を抱かせる。

 押切を含む計5作品がノミネートされている今回の山本周五郎賞。本命視されているのは、「湊かなえの『ユートピア』(集英社)と宮内悠介の『アメリカ最後の実験』(新潮社)。最終的に一騎打ちになるのでは」(出版関係者)。選考会は来月16日。カリスマモデルが第2の又吉センセイになるのはちと難しそうだが、次回作への期待も膨らむノミネート。もし、番狂わせが起ころうものなら、大フィーバーになりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  3. 3

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    小栗旬は「思い入れがない」コメント…福田雄一監督また炎上でも仕事が減らない映画業界のウラ事情

  1. 6

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  2. 7

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  3. 8

    二宮和也をNHKが起用で音楽特番MCは元嵐まみれに…テレビ局では“ポスト嵐”探しが迷走中

  4. 9

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  5. 10

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ