布袋、江角、GACKTも…芸能人をカモにした投資詐欺の手口

公開日: 更新日:

■華麗な人脈で信じ込ませる

 いかにも詐欺っぽいのに、なぜGACKTや布袋が騙されてしまったのか、不思議だ。

「内情は自転車操業でしたが、松井容疑者は南麻布にオフィスを構え、家賃50万円は下らない世田谷区の高級マンションに住み、赤いフェラーリなどの高級外車を複数所有し、羽振りの良さをアピールしていた。フェラーリオーナーの集まりに顔を出すなどして会社役員や医師などセレブ人脈を広げ、その中にGACKTなどの芸能人がいたというわけです。華麗な人脈で投資家を安心させ、時には個人投資家をフェラーリに乗せ、言葉巧みに勧誘することもあった。松井容疑者は元証券マンのプロですから、ウソ八百の投資家向けの報告書も運用データをグラフにするなど、本格的なものを送っていました」(関係者)

 もっとも、自転車操業が長く続くわけもない。配当は昨年2月に完全に止まっていた。

 ク社はその翌月に、関東財務局から「出資金を流用している」などと警告を受け、松井容疑者は先月25日までに詐欺と金融商品取引法違反の疑いであえなく御用に……おいしい話は疑ってかかるべし、だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  2. 2

    母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情

  3. 3

    J1に異変!2連覇の神戸が開幕から5戦未勝利「3つの元凶」…選手間にはフロント幹部への不信感も広がる

  4. 4

    「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

  5. 5

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  1. 6

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 7

    ナベプロが新たな柱に社運をかけた状況で、ジュリーの立場は息苦しく…

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  5. 10

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧