今なお衰えぬ魅力 “Jポップ40周年”で振り返る時代と音楽

公開日: 更新日:

 今年は、J―POPの40周年といってもいいだろう。山下達郎は、昨年10月にスタートしたデビュー40周年記念ツアーが大盛況で終了。浜田省吾のソロデビューも、ピンク・レディーのデビューも40年前。サザンも40周年まであと2年だ。

 70~80年代の音楽シーンをリードし、今なお根強い人気を誇るアーティストばかり。今のJ―POPの基礎をつくった彼らの人気は、中年世代はもちろん、若い世代に拡大しているように、彼らはすごかった。作曲家の早乙女順氏が言う。

「70年代以前の音楽はレコード会社の力が強く、ひとりのアーティストに対して会社主導でプロデュースの指揮を執る風潮がありました。でも、70年代以降、レコード会社の力はありながらも、アーティストを支える周りのスタッフ力が大きくなっていき、アーティストの意見が取り入れられるようになるのです。その変化が、今の日本のポップスやロックの基礎をつくることになりました」

 たとえば、山下達郎なら、「2000トンの雨」など初期の楽曲には坂本龍一がバックでキーボードとして参加。ピンク・レディーの「UFO」は、スタッフによって日本で初めてシンセサイザーが取り入れられた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理