著者のコラム一覧

大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、（株）文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞（日本映画プロフェッショナル大賞）を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優官能・エロ映画の時代」（鹿砦社）など。

大高宏雄の「日本映画界」最前線

3.11から6年…震災経験者の心象風景を描いた良作

公開日：2017/07/20 17:00　更新日：2017/07/20 17:00

（C）2017「彼女の人生は間違いじゃない」製作委員会

　東日本大震災から６年以上が経つ。今年、当欄で原発事故に遭った日本人妊婦を描く韓国映画「ＳＴＯＰ」を紹介したが、日本の映画人も黙ってはいない。久しぶりに震災を題材にした作品が登場した。先週から公開された「彼女の人生は間違いじゃない」である。

　震災で母を失った福島の女性・み…

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