「2番を目指せ」 木下ほうかの胸に残る島田紳助の助言

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 遅咲き俳優、木下ほうかさん(53)は今や名バイプレーヤーとしてドラマ映画で大活躍。下積み時代に的確なアドバイスを与えて励ましてくれたのが島田紳助さん(61)だ。

 ◇  ◇  ◇

「役者をやりたいんやったら、やっぱ東京行かなあかんやろ?」

 1989年の正月。当時、吉本新喜劇の若手俳優だった僕は、大阪・江坂にあった紳助さんのご自宅にお邪魔して、問われるまでもなく、将来への不安と悩みを話してました。そうしたら返ってきたのがこの一言だったんです。

 俳優になりたくて大阪芸大舞台芸術学科を卒業し、吉本興業に入社。新喜劇に配属されたものの、3年経っても、役作りで納得できないことが多くてね。食えなくはないけど、このままじゃ……と忸怩たる思いをずっと持っていました。そんな時でしたからスッパリと踏ん切りがつき、6月に上京。目黒区祐天寺のアパートに住みながらオーディションを受ける日々が始まりました。

 紳助さんと知り合ったのは、漫才ブームで大ブレークしていた紳助・竜介コンビが主役の井筒和幸監督作品「ガキ帝国」(81年)です。高校生の僕は端役でしたけど、ロケ中も公開後も目をかけてくれて子分みたいにいつもくっついてました。大学進学で一時疎遠になりましたが、新喜劇の役者になって付き合いが復活。大東市の実家から暇さえあれば江坂へ通い、あれこれ面倒を見てもらってたわけです。

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