米倉は悪女で飛躍 武井咲「黒革の手帖」で見せる小悪魔力

公開日: 更新日:

 米倉涼子(41)主演で2004年にドラマ化されたテレビ朝日系「黒革の手帖」。20日に米倉と同じ事務所の後輩、武井咲(23)で17年版がスタートしたが、評判はどうか。

「銀行の借名口座のリストをもとに1億8000万円を横領、銀座でクラブを始める“悪女”元子を武井が演じ切ることができるか心配する声がありましたが、期待以上のデキだと思います。これまでいい人を演じてきた武井ですが、むしろキャラがはっきりしている今回の方がハマリ役では。米倉ほどの貫禄はありませんが、武井の“小悪魔”元子も魅力的。派遣切りした上司にタンカを切るところなど迫力がありました。野心に満ちた瞳がいいですね。初回であっという間にママになるというスピーディーな展開も今の時代に合ってるのでは」(ドラマウオッチャー)

 初回の視聴率は11.7%。スタート前は「武井には悪女は無理」と思われていたせいか、視聴率は伸びなかったが、27日の2回目は12.3%とアップ。今後は右肩上がりの可能性もある。

「奥田瑛二、滝藤賢一高嶋政伸伊東四朗高畑淳子、真矢ミキ江口洋介といった癖のある役者が脇を固め、武井をアシスト。先輩方の胸を借り、武井も思い切って悪女を演じられるのでは。これから本格的な金絡みや女絡みのドロドロの展開になるのも楽しみ」(同)

 米倉が女優として大きく飛躍したのは、「黒革の手帖」がきっかけ。米倉版「黒革」は平均15%を超え、最終回は17.7%を記録した。

 果たして武井が米倉に迫れるか、はたまた混戦模様の夏ドラマで抜け出すことができるか、これからが正念場だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲