阪神時代、お世辞にもファンサービスに熱心な選手ではなかった。その自覚はあるようだ。
「僕がスーパーで買い物をしてると、ファンの方がじっと見ていて『あ、ネギ買ってる!』とかって言われて(笑い)。そういうのがちょっと苦手で、サインとか求められそうになると、サッと逃げてました。でも、今はそんなことしませんよ。サインもするし、一緒に写真も撮る。断るより、応じたほうが早いんで」
一皮むけたようだ。
ところで、井川さんが所属するベースボール・ファースト・リーグは基本的に無給。井川さんはチームから特別待遇の申し出があったというが、断っちゃったとか。
「本来、若い選手がチャレンジするための場なので、チームに負担をかけたくなかったんです。これまでいただいたものがあり、それなりに運用もしているので、ハハハ」
余裕だなあ。
■「メジャーに行ってよかったと思う」
さて、井川さんは98年、水戸商業高校からドラフト2位で阪神に入団。01年に先発ローテ入りして活躍し、03、05年のリーグ優勝の立役者となった。04年にはノーヒットノーランを達成。阪神のエースとして活躍した。
元阪神エースの井川慶さん 無給の独立リーグで投げるワケ

ペナントレース前半を2位で折り返した阪神は、弱いといわれる後半戦でも2位をキープ(1日現在)。虎ファンはますます応援に熱が入っている。その阪神が前回リーグ優勝したのは2005年のこと。当時、先発エースとして大活躍していたのが井川慶投手(38)だ。06年のシーズン終了後に大リーグ…