“舌禍騒動”で話題に…元近鉄投手・加藤哲郎さんの大転身

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 何げない一言が歴史を変えることがある。プロ野球なら、さしずめ1989年の日本シリーズで飛び出した「巨人ロッテより弱い」だろう。近鉄(現オリックス)の右腕、加藤哲郎さんが開幕3連勝目の勝ち投手となり、試合後インタビューで言い放ったとして有名だ。その後、巨人は4連勝して逆転優勝。加藤さんは敗戦の“A級戦犯”とされた。さて、今、どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇

 大阪の官庁街、天満橋。京阪・天満橋駅から2分ほど歩いたオフィスビル5階にある麻雀教室「天満橋会館」へ行くと、ネクタイ姿の加藤さんが迎えてくれた。

「6年前から、ここで麻雀教室の講師をしてるんですよ。『金を賭けない』『酒を飲まない』『たばこを吸わない』のが担当のルールで、マナー重視の“健康麻将(マージャン)”とビギナー向け初級講座、座学もあります」

 オールバックのヘアスタイルに口ひげとあごひげ。在籍した近鉄は別名「野武士軍団」だったが、まさに武骨でニヒルな雰囲気。しかし口調は穏やかで丁寧だ。

「会員は約2000人。2割ほどが女性です。今年3月27日にリニューアルオープンしたばかりでね。麻雀教室は17時まで。それ以降は貸し卓営業で、場所柄、9割以上がサラリーマンです」

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